五ヶ月程で数千万の物に対して何も感じなくなっていた話
本日は講習会でした。
講習会と言う作業確認試験の様なものでした。
高級資材現場で普段作業を行っていますが、発注元から以来を受けた会社からの下請け作業となります。
業務的には資材の発注は発注元に行い現場での設置・設定作業は一次請け会社と連絡をしながらの作業となります。
場合によっては発注元の会社に資材を受け取りに行く事も有り完全に業務として分断されているわけではありませんでした。
前々回の現場では問題が発生した際、発注元の会社の方が来られて一緒にお昼を食べる事にもなり現場作業だけではなく関連会社の方達とのコミュニケーションも必要と知らされました。
前回の問題は設置・設定の作業時に起こった事なのでわたしの会社と一次請け会社とのやり取り中の出来事で作業工程の確認を本日行う流れとなりました。
講習会は問題が起こった資材の設置・設定の確認を現場で実際に行っている所をチェックすると話しに聞いていました。
実際は設置されて運用されている状態の機材に設置・設定を出来る所だけ行う形をとる事になりました。
すでに運用されていますので設置作業は行えません。
口頭で作業手順・注意点・問題点・改善点を質問応答形式で行うことになりました。
これが一番困りました。
瞬時に上記質問を答える事が出来ず答えた内容も合っているか解りません。
数人の一次請け会社の方がチェックシートに記入していく姿は面接の審査を受けている状況です。
設置作業の質問応答が終わると設定作業に取り掛かりますがその前に区分わけを行います。
作業範囲と作業範囲外を視覚で分かりやすくする為にテーピングで区分わけを行います。
特に問題無く作業を終え、設定作業を行いますがこれも問題です。
普段作業を行う上で重要な作業なのは素人のわたしからでも良く分かります。
普段の設置業務でもミスを連発しているわたしが関わる作業ではありません。
しかし、一次請け会社としては関係なく作業能力として把握しているかどうかの確認を本日行っています。
先輩もいずれ教えるつもりだったのかもしれませんが問題が起きた前回から急遽本日の講習会となりましたので予定外だったと思います。
講習会の日程が決まり何時設定の説明をしてくれるのか不安に思っていましたがなかなか説明がありません。
講習会自体を忘れたわけではなさそうですが遂に当日になり設定作業に入りました。
どうするのかと思っていたら作業自体を先輩が行いその作業方法をその場で指導する形を取りました。
一次請け会社の方達もわたしが会社に入社して半年も経っていない状況を把握していて設定作業を任せる様な事はないと理解してたみたいです。
講習会は設定作業を実施したと仮定して手順説明と作業道具を展開したところで終了しました。
最後に一次請け会社の方達の作業手順評価が行われ、わたしの最初の質問応答の反応が良くない事を指摘されました。
他は特に問題無く評価が終わりましたがチェックシートをちら見した際、評価項目がかなり細かく設定されていましたのでこの評価が今後の仕事の受注数に変化があると思うと安心は出来ませんでした。
ちなみに問題が起きた資材は数千万する物で一番重要な物でした。
物が壊れたり使い物にならなくなった訳では無いのですが改めて感覚が麻痺してきなのか慣れてきたのか、最初大した事ないのに講習会など面倒だと思っていました。
今更ながら家が買える金額の資材が問題発生したならこれ位の対策対応が普通で感覚が慣れてしまっていました。
いつか問題を起してしまいそうで将来が不安です。